技術の可能性を知り大衆から一早く抜け出す方法を知りたい方へおすすめの本のご紹介~2040年の未来予測01

読書

皆さま、こんにちは。未来に繋がる情報を研究し発信するブログを運営する「みらいものがたりラボ」代表のせにょです。

本ブログでは、皆様の中で現在生じている問題を解決し、明るい未来へつなげる本をご紹介します。具体的には、週一回程度の頻度で、皆様の問題を解決するうえでお役にたつ本を1冊ピックアップし、簡単に解説します。
現在、未来予測プロジェクトを実行中です。具体的には、これから先の2030年~2050年までの未来を予測する本を解説して、皆さまとともに未来の物語に向けたトレンドを共有してまいります。
前回は、未来予測プロジェクトの2冊目「2035年の世界」の解説第2回目として、2035年に生じる社会的変化に対応する方法を知りたい方向けに、2035年におけるスタイル、リスク、政治、経済について、12個の未来をご紹介しました。そして具体的な行動として「未来の社会的変化につながる行動を実践する」ことを提案しました。
今回から未来予測プロジェクトの3冊目「2040年の未来予測」を2回に分けて解説します。第1回目は、2040年における技術進展を背景にした「通信」「自動車」「医療」「ショッピング」「エネルギー」「メディア」の未来について解説します。
解説は以下3点を中心に私の意見としてご紹介します。

  • どんな問題が解決できるか?つまりどんな人におすすめか?
  • どうしてこの本でその問題を解決できるのか?
  • 問題解決のため我々は具体的にどう行動すべきか

それでは、本題に入りましょう。

【技術の可能性を知り大衆から一早く抜け出す方法を知りたい】でお困りの方へおすすめの本【2040年の未来予測】

【技術の可能性を知り大衆から一早く抜け出す方法を知りたい】でお困りの方へおすすめの本は、【2040年の未来予測】です。
2040年の未来予測
以下でおすすめの理由を解説します。

本書で【技術の可能性を知り大衆から一早く抜け出す方法を知りたい】を解決できる理由は【新しい技術はすでにある技術の改良や組み合わせて登場すると提言する】から

【2040年の未来予測】で、【技術の可能性を知り大衆から一早く抜け出す方法を知りたい】を解決できる理由は【新しい技術はすでにある技術の改良や組み合わせて登場すると提言する】からです。
著者である成毛 眞氏は、1986年にマイクロソフト株式会社に入社し、日本マイクロソフト社の代表取締役に就任されました。その活動のなかで様々な新しい技術の登場を体験した結果、新しい技術は突然現れるのではなく、すでにある技術の改良や組み合わせて登場することを考えつきました。例えば、アインシュタインの光電効果の発見から、周りの明るさに合わせる自動点灯ライト、太陽電池パネルの発電や映像を記録する技術へと進展しました。また、量子力学の進展によって、デジタル技術の進展や半導体が生まれました。そして、著者は「現在身近にある技術を見渡せば未来は見える」といいます。そして、さらに「最近は実現速度が加速度的に早まっている」といいます。
 だから、本書では、「いち早くその可能性に思いを巡らせる人に機会が与えられる」と主張します。具体的には、新しい技術に対し人は懐疑的である一方、テクノロジーの可能性を知りそこに賭けたものだけが大衆から一早く抜け出せるとします。そこで、本書ではそのようなテクノロジーの可能性について各分野別に解説しています。

2040年の「通信」

2040年におけるテクノロジーの可能性の一つ目は「通信」です。多くの情報を高速で伝えることが可能になる技術は通信が土台となります。通信の世界はこれまで以下のように発展してきました。

  • 1G:1979年、NTTがアナログ方式の電話を開始。ショルダーフォンや自動車電話が登場。
  • 2G:1993年、デジタル方式の電話を開始。PHS(Personal Handy-phone System)が登場。
  • 3G:2001年、NTTドコモがW-CDMA(Wideband Code Division Multiple Access)を開始。写メールサービス開始。
  • 4G:2010年、LTE(Long Term Evolution)開始。
  • 5G:2020年、4Gの100倍の高速・大容量化。家にいながら2時間の映画を3秒でダウンロード可能になる
  • 6G:2030年、5Gの100倍で同時接続数1000万台。AR(Augmented Reality)/VR(Virtual Reality)の活用

そして6Gになると、通信速度の高速化、大容量化により世界が変わるといわれています。その結果、6Gで実現する社会は、低遅延ですべてのものがインターネットに常時接続されるのが当たり前になり、2040年には「IoT(Internet of Things)」という言葉はなくなるかもしれません。

2040年の「自動車」

2040年におけるテクノロジーの可能性の二つ目は「自動車」です。通信技術が進展し6Gが実用化されると自動運転が可能となります。自動運転のレベルは以下の6段階があります。

  • レベル0:ドライバーがすべての運転を実施する。
  • レベル1:ステアリングや加減速操作をシステムがアシストする。
  • レベル2:前後/左右の運転操作の一部をシステムが担う。自動ブレーキやACC(Adaptive Cruise Control)※
  • レベル3:高速道路など一定の条件下で緊急時以外の運転操作をシステムが担う。不測の事態が起きなければドライバーは何もしなくていい
  • レベル4:高速道路など一定の条件下で緊急時も含めて運転操作をシステムが担う。
  • レベル5:条件/場所を問わず、システムがすべての運転を実施する

※ACC=Adaptive Cruise Control:クルマに搭載されたセンサーとコンピューターによって、アクセルやブレーキの操作を自動的に行う機能です。前走車がいる場合は、車間距離を一定に保ちながら走る「追従走行」が可能。

2030年以降レベル4が普及し、2040年には完全自動運転のレベル5が実現するでしょう。そして2040年の自動運転車の台数は4112万台となり、世界の新車販売台数の29.4%を占めるでしょう。
 では、自動運転のコアテクノロジーは何でしょうか?それは「LIDAR(Light Detection and Ranging)」です。「LIDAR(Light Detection and Ranging)」とは、レーザー光線をセンサーから発射してモノにあたってからセンサーに戻ってくるまでの時間で距離を計測する技術です。現在はiPhoneの一部の機種やロボット掃除機で実用化されています。
 最後に、2040年に向けて自動運転で進行している先端的な事例を二つご紹介します。まず、一つ目は月面基地プロジェクトです。具体的には、自動運転技術を使って、トヨタ、JAXAなどが、月面基地で移動手段を提供する方針です。次に二つ目は、空飛ぶ車です。この車は電気エンジンで浮力を経て垂直離陸するので滑走路が不要でエンジンがないので騒音も小さいです。2040年には空飛ぶ車の市場規模は約150兆円、世界のGDPの1.2%を占めると予想されます。

2040年の「ショッピング」

2040年におけるテクノロジーの可能性の三つ目は「ショッピング」です。2040年に日本の総人口は1500万人減少すると言われています。その分働き手も激減するでしょう。そして、今後は無人店舗がスタンダードになるでしょう。本書では、無人店舗の事例として「アマゾンゴー」を紹介します。「アマゾンゴー」は、2018年アマゾンがシアトル本社敷地内に導入したレジなしコンビニで、現在は20店舗を展開しています。「アマゾンゴー」の仕組みは以下です。

  1. 事前にスマホにダウンロードしたアプリのコードを入口ゲートでスキャンする
  2. カメラと店内に設置された重量センサーで客がどの製品を手に取ったかを特定する
  3. 客は自分の持つバックに商品を入れてゲートを通過する
  4. 自動的に課金されてアプリに通知が来る

数年前まで、このような仕組みを導入して無人店舗を構築するコストは数百万ドル(数億円)かかっていましたが、技術進歩をした結果、現在は10-30万ドル(1500-4500万円)までコストが下がりました。だから今後は無人店舗が増えることが予想されます。
さらに本書では、2040年には、無人店舗のあり方が劇的に変わると予想します。アマゾンのテクノロジーで人間の手のひらをクレジットカードの代わりにできるようになります。具体的には、以下です。

  1. 指紋認証のように手のひらの幅や指の長さを登録してクレジットカードを紐づける
  2. 客は手ぶらで店にいき、センサーに手のひらをかざすだけで決済が完了するようになる

2025年現在スマホをかざすキャッシュレス決済が進んでいますが、2040年には手ぶらで買い物をするのが当たり前になるかもしれません。

2040年の「医療」

テクノロジーの可能性の四つ目は「医療」です。本書では、2040年の医療風景はこうなると予想します。

  1. 病院にいくと受付にロボットがいる。
  2. ロボットと対話をすると、その結果から治療の順番や治療方法の優先順位が判断される。
  3. 検査室に案内される。
  4. 医師の診察では、モニターに先ほどの検査結果に加えて過去の受診歴や処方歴が映っている。
  5. 医師がそれを見ながら問診を進めて必要な情報を登録すると疾患の候補が並ぶ
  6. 疾患名をクリックすると、所見や確認すべき事項が表示される
  7. さらに問診を進めた結果、処方薬の候補が表示される

以下では、このような2040年の「医療」を実現する8つの技術要素を紹介します。

オンライン診療

通信技術が高度化し高速な上に途切れにくい5G回線の利用が進みオンライン診療の環境が整いました。また家の中のあらゆる機器がネットワークにつながり健康状態や健康維持につながる情報を24時間休むことなく集めます。医師がそのデータを活用すれば患者は医療機関に行く頻度は各段に減るでしょう。

AIによる画像診断

一人の医師が一生涯で診察できる数は限られています。一方、AIであれば同世代の人間のデータをや過去の病歴を集めることができます。その結果、わかりやすい症例や典型的な経過をたどる患者については、最新のデータに基づき、AIが医師よりも素早くかつ見逃しなく診断します。例えば、X線やCT(Computed Tomography)、MRI(Magnetic Resonance Imaging)、超音波画像等の画像診断ではすでにAIが人間を凌駕しています。

AIによる薬の処方

医療データベースが構築されAIが運用されれば薬の処方がより適切な形になります。患者の状態に合わせて薬の種類だけでなく、体調にあわせた量や服用のタイミング等きめ細かい処方が可能になります。例えば、ウエラブルデバイスで患者の健康データを常時把握する結果、薬効成分を自動で算出し、適切な量や時間が自動で表示されるようになるでしょう。

ゲノム編集技術

組織内の病変部分と正常な遺伝子とを、人間の操作で入れ替える遺伝子治療が実用化されました。具体的には、2012年に「CRISPER/CAS9」という画期的な手法が登場し一気に可能性が広がりました。2040年にはガンなどの疾患特有の遺伝子をAIが早期に見つけて治療するのが当たりまえになるでしょう。

分子標的薬

がんの原因となる遺伝子に直接攻撃できる抗がん剤(分子標的薬)が実用化されました。2005年に乳がん、胃がん、血液がん、2010年代には治療が難しいとされるすい臓がんも対象となりました。近い将来、「がん」は治る病気となるでしょう。

免疫チェックポイント阻害剤

免疫チェックポイント阻害剤は、がん細胞が人間の免疫機能を抑制する働きを阻害することで、人間の免疫機能を復活させがん細胞と戦わせる治療法です。2040年には「分子標的薬」と合わせてほとんどの「がん」が治るかもしれません。

IPS細胞(Induced pluripotent stem cells:人工多能性幹細胞)

IPS細胞の登場で一つの細胞から別の臓器が作成可能になりました。IPS細胞は再生医療の分野で応用が期待されます。例えば、パーキンソン病やアルツハイマー病などの難病において、IPS細胞から生きた神経細胞を再生し、その原因究明に活用されています。また、脊髄損傷患者の骨髄液に含まれる体性幹細胞を患者の血清で培養・増殖させて骨髄再生を実現する製剤が完成しました。現在治療困難な病気に苦しむ患者にとって、希望の光となるでしょう。

ワクチン開発速度の飛躍的向上

これまでワクチンの開発には10年以上かかっていました。しかし、ビッグデータを使って病原体と薬の関係性を調べる等情報処理技術の進展で開発期間が飛躍的に短くなってきています。例えば、2019年に世界中を席捲したCovid-19によるパンデミックにおいては、そのワクチン開発がものすごいスピードで進みました。今後も、グローバル化が進む中、未知のウイルスや菌が世界中に蔓延するでしょう。その意味で、このような新しいワクチンの開発体制は世界を変えるでしょう。

2040年の「エネルギー」

2040年におけるテクノロジーの可能性の五つ目は「エネルギー」です。日本は石油や天然ガスなどのエネルギー資源が少ないです。さらに東日本大震災で原子力発電に頼ることが難しくなりました。対策として、太陽光発電や風力発電などの再生可能エネルギーを増やせばいいと考えるかもしれません。しかし、課題として再生可能エネルギーは天候頼みのため、出力が不安定であることが挙げられます。
そこでこれらの課題を解決するために二つの技術要素を紹介します。

全個体電池

「再生可能エネルギーは天候頼みのため、出力が不安定であること」の解決策の一つ目は「全個体電池」です。現在は、太陽光発電や風力発電で発電した電気を貯める蓄電池としては、リチウムイオン電池が主流です。しかし、リチウムイオン電池は、課題として安全性の問題を抱えています。具体的には、電解液が有機化合物のため、衝撃による液漏れで発火や爆発につながる恐れがあります。
そこで、リチウムイオン電池に代わる次世代の蓄電池として期待されるのが「全個体電池」です。全個体電池には以下のようなメリットがあります。

  • 電解質を液体から個体へ置き換えたもので、液漏れがないため燃えにくく安全性が高い
  • リチウムイオン電池の半分の大きさで同じ電力が得られるので、電池容量が二倍になる
  • その結果、BEVのリチウムイオン電池が全個体電池に置き換われば、航続距離が二倍になる

さらに、全個体電池をV2G(Vehicle-to-Grid、電気自動車を蓄電池としてインフラ活用する技術)に応用すれば、電気自動車を使わないときに電力の貯蔵に利用することができます。例えば、太陽光の発電が過剰な場合は車に電気を貯め、発電力が少ないときは車から電気をもってくることで、停電時のバックアップにすることも可能となります。そして全個体電池は日本企業の競争力が高い分野です。特許出願件数の54%が日本からでています。自動車向けの全個体電池の実用化は2030年ごろといわれています。

核融合発電

「再生可能エネルギーは天候頼みのため、出力が不安定であること」の解決策の二つ目は「核融合発電」です。「核融合発電」は太陽が燃える仕組みである核融合を利用することで、安全で無尽蔵にエネルギーを生み出します。そして、核融合発電の原理は以下です。

  1. 重水素とトリチウムの原子核が衝突し、ヘリウム原子核の強力な中性子が発生する
  2. その中性子を壁にぶつけて熱を取り出す
  3. 重水素1グラムから石油8トン分のエネルギーが得られる

「核融合発電」のメリットは以下です。

  • 燃料に使われる重水素やトリチウムは、海水等から簡単に手に入る
  • 燃料が枯渇する恐れがない
  • CO2の排出がない
  • 放射性廃棄物が発生しない
  • 発電量が安定している

一方、「核融合発電」の課題は、物質を一億℃まで加熱して原子核が高速運動するプラズマ状態をつくるが、これを長時間維持・制御することが技術的に困難であることです。その技術的な課題解決のため、日本では核融合エネルギーに関する研究を1960年代から継続しています。そして現在は、国際核融合炉「ITER(International Thermonuclear Experimental Reactor)」計画が進行しており、2025年に実証実験、2035年に本格稼働、2050年に実用化するといわれています。

2040年の「メディア」

2040年におけるテクノロジーの可能性の六つ目は「メディア」です。皆様意外に思われるかもしれませんが本書では「テレビ」というデバイスは絶滅しないとしています。しかし、「テレビ局が制作したコンテンツをテレビで視聴する」形式は廃れると予想します。実際、2025年現在コンテンツを制作する主流は、アマゾンドットコムやネットフフリックスなどのネット企業です。
そして、2040年にはハードウェアとしてのテレビはなくなり「3D映像」に特化したデバイスに代わるでしょう。具体的には、今後通信速度が上がり二次元の映像に比べて情報量が格段に多い3D映像を処理できるようになるでしょう。そしてAR(Augmented Reality)グラスを利用して出演者がテレビを飛び出すような感覚を味わうようになるでしょう。また、頭を覆うヘッドマウントディスプレーでVR(Virtual Reality)映像を楽しむようになるでしょう。
 ところで、本書では2040年までに「新聞」というメディアは消滅すると予想します。理由は、すでに最新の情報を手に入れるのはインターネットで済ませることが可能だからです。一方、「新聞記者が取材して記事を書く」機能は残るでしょう。ただし、記事を読む媒体は新聞ではなくニュースサイトになるでしょう。さらに「新聞」というメディアの可能性として、既存の新聞販売店網が、物流拠点から顧客までのラストワンマイルを埋める手段として有効活用されていくでしょう。

【技術の可能性を知り大衆から一早く抜け出す方法を知りたい】解決のため具体的な行動は【現在身近にある技術を用いた製品やサービスを使ってみる】

では、この本を読んだあと、我々は具体的にどう行動すればよいでしょうか?
それは、【現在身近にある技術を用いた製品やサービスを使ってみる】です。本書の冒頭で著者は「現在身近にある技術を見渡せば未来は見える」と主張しています。だから本書で紹介するテクノロジーの可能性につながる身近な商品を実際に手に取って試してみるとよいでしょう。例えば以下のような行動を実践するとよいでしょう。

  • 5G通信に対応した最新のスマートフォンに機種変更してを通信速度を体感してみる
  • 自動車を購入する際にオプションでACC(自動運転レベル2) を選択してみる
  • アマゾンゴー等の無人コンビニエンスストアで買い物してみる
  • オンライン診療を試してみる
  • 市販のヘッドマウントディスプレーでVRコンテンツを楽しむ

(残念ながら、私が知る限り、2040年の「エネルギー」につながる技術を気軽に体験する製品やサービスは存在しません。)

最後に「2040年の未来予測」のリンクを再掲載しますのでご購入のうえ実践してみてください。
2040年の未来予測

以上です。最後までお読みいただきありがとうございました。本書の内容を実行し皆様の問題解決にご活用ください。次回は、2040年における社会的変化を背景にした「経済」「教育」「衣・食・住」「自然災害」について解説します。本ブログでは今後も、皆様の中で現在生じている問題を解決し、明るい未来へつなげる本をご紹介します。

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