2035年に生じる技術格差に巻き込まれない方法を知りたい方向けへおすすめの本のご紹介~2035年の世界01

読書

皆さま、こんにちは。未来に繋がる情報を研究し発信するブログを運営する「みらいものがたりラボ」代表のせにょです。

本ブログでは、皆様の中で現在生じている問題を解決し、明るい未来へつなげる本をご紹介します。具体的には、週一回程度の頻度で、皆様の問題を解決するうえでお役にたつ本を1冊ピックアップし、簡単に解説します。
現在、未来予測プロジェクトを実行中です。具体的には、これから先の2030年~2050年までの未来を予測する本を解説して、皆さまとともに未来の物語に向けたトレンドを共有してまいります。これまで4回に渡って「2030年:すべてが「加速」する世界に備えよ」の解説することで、2030年に訪れる未来に対応する方法として以下4点の方法を解説しました。

今回から、未来予測プロジェクトの2冊目「2035年の世界」を2回に分けて解説します。
解説は以下3点を中心に私の意見としてご紹介します。

  • どんな問題が解決できるか?つまりどんな人におすすめか?
  • どうしてこの本でその問題を解決できるのか?
  • 問題解決のため我々は具体的にどう行動すべきか

それでは、本題に入りましょう。

【2035年に生じる技術格差に巻き込まれない方法を知りたい】でお困りの方へおすすめの本【2035年の世界】

【2035年に生じる技術格差に巻き込まれない方法を知りたい】でお困りの方へおすすめの本は、【2035年の世界】です。
以下でおすすめの理由を解説します。

本書で【2035年に生じる技術格差に巻き込まれない方法を知りたい】を解決できる理由は【世界中で研究される最先端の内容をジャンル別に100項目紹介する】から

【2035年の世界】で、【2035年に生じる技術格差に巻き込まれない方法を知りたい】を解決できる理由は【世界中で研究される最先端の内容をジャンル別に100項目紹介する】からです。
著者である高城剛氏は、本書の冒頭で医学特に遺伝子工学の進展により、人類は死ななくなる、あるいは信じられないほど長寿になる一方、最新テクノロジーに触れることができる者が長寿になり、触れられない者はより短命になるという二極化(技術格差)が進むだろうと予測します。このような技術格差に巻き込まれないようにするために、「日々、仕事をしながら世界を放浪し、行く先々で最先端の研究機関に出向き、そこで出会った研究者や学者と話の中から感じた未来のキーワードを100項目にまとめた。(本書「2035年の世界」の「はじめに」より引用。)」ようです。以下では、100項目のうち私が特に重要であると思われるものを2-3項目ずつ技術ジャンル別に解説します。ぜひ最後までお読みください。

2035年の「身体科学」

本書では、2035年における「身体科学」について8個の項目を紹介しています。今回はそのうち「薬事ロボット」「未病とオミックス医療」「ハイパーヒューマン」を解説します。

  • 薬事ロボット:薬事ロボットとは、薬のように飲み込み、体内で診察や治療をしてくれる小さなロボットのことです。例えば2014年には、カプセル内視鏡が実用化されています。口から飲み込むと体内で食べ物と同じルートをたどり、胃や小腸、大腸の様子を撮影し、画像データを外部へ発信します。カプセル内視鏡は診察しかできませんが、2035年までに治療のためのロボットが登場すると予想されます。具体的には、薬事ロボットが患部まで移動したあと、直接薬を噴射することができるようになるでしょう。
  • 未病とオミックス医療:東洋医学で「未病」とは潜在的に病気を抱える状態のことです。アメリカではすでに遺伝子を調べることで「未病」の状態を知るサービスが一般化しており、日本でもいくつかのサービスが開始されています(例:ユーグレナ マイヘルス)。そして、2035年までに遺伝子情報から一人一人に最適な薬を配合して自分だけの薬を作り、発病のリスクを減らす「オミックス(omics)」医療が普及するでしょう。世界的な少子高齢化で医療費の増大が課題とされる中、医療費削減のため未病とオミックス治療は強力な解決策となるでしょう。
  • ハイパーヒューマン:「ハイパーヒューマン」とは分子モーターによりサイボーグ化した人のことです。分子モーターは、人間の細胞内で永久機関に近い働きをします。そして永久機関とは、出力が入力に戻って永久に運動を続けられる装置のことです。現在、分子モーターの機構を人工的に再現することは可能であるとされています。2035年には、分子モーターを組み込んだ人工臓器が開発され、病に侵された臓器と交換することが可能になるかもしれません。

以上をまとめると、遺伝子検査をすることで自分が将来かかる病気を予想するとともに、病気になったら自分に最適な薬で治療し、それでも治らない場合は、分子モーターを用いた臓器と交換するという未来が予測できます。

2035年の「科学」

次に、2035年における「科学」について13個の項目を紹介しています。今回はそのうち「オートマトン」「ペタバイト」「人工合成技術」を解説します。

  • オートマトン:「オートマトン」とは、自律的に動く機械人形のことです。最近、Chat GPTを含めてAI(Artificial Intelligence 人口知能)がすさまじい速度で発展してきています。ロボット工学の世界では、2045年に技術的特異点を迎えてロボットがロボットを作るようになるといわれています。つまり、オートマトンが自分たちで勝手に繁殖をはじめる未来が訪れるかもしれません。この先ほとんどの仕事はロボットに奪われるかもしれません。そのとき、人間に残された仕事はロボットのはできない感情面をケアするマインドセラピストになるでしょう。
  • ペタバイト:ペタバイト(petabyte)とは、ギガバイト(gigabyte)の1000倍であるテラバイト(terabyte)の1000倍のデータ容量のことです。現在、インターネット上でやりとりされるデータの80%は映像になってきています。その結果、テラバイト量のデータをハードディスクに保存しています。しかし、今後通信データの高速化・大容量化が進み、テラバイトを超えてペタバイトのデータ容量を保存するにはハードディスクでは対応できないといわれています。そこで2035年には、ホログラフィック・ハードディスクが実用化されると予想されます。ホログラフィック・ハードディスクは、ディスクの記憶層を立体的にとらえて3次元でデータを保存することで大容量化を実現します。生成AIの登場でますますデータ生成量が増えると予想される中、必須の技術となるでしょう。
  • 人工合成技術:「人工合成技術」とは、遺伝子技術で有機体同士、あるいは有機体と化学物質を組み合わせて合成することです。現在、世界で最も弾力性があって強い繊維であるクモの糸と化学繊維を混ぜ、人工のクモの糸を作る動きがあります(例:スパイバー)。また、イスラエル軍は人工合成技術によってパイロットの座った形状を記憶する素材を開発しました。2035年には、エルゴノミクス(Ergonomics 人間工学)による誰にでも通用するデザインではなく、個体重視のデザインへと変わっていくでしょう。

以上をまとめると、ペタバイトレベルのデータをホログラフィック・ハードディスクに保存し、そのデータをもとにオートマトン化したロボットによる製造工場で、人工合成技術を用いて個体それぞれに適した素材やデザインの製品を生産する未来が訪れるでしょう。

2035年の「移動」

第3に、2035年における「移動」について11個の項目を紹介しています。今回はそのうち「宇宙旅行」「空飛ぶ自動車」「超音速旅客機」を解説します。

  • 宇宙旅行:最近の技術進展によるコストダウンにより、民間企業でも宇宙船を打ち上げることが可能になりつつあります。その結果、宇宙旅行をレジャーとして提供する試みがはじまっています。例えば、ヴァージンギャラクティック社は、大気圏と宇宙の境界付近で4分間無重力を体験するツアーを提供しようとしています(Virgin Galactic Holdings, Inc.)。また、別の試みとして、気球を使って成層圏まで移動するツアーを提供しようとしています(Space Perspective)。
  • 空飛ぶ自動車:空飛ぶ車「スカイカー」が実現すれば、滅多に車が通らない場所に道路を整備する無駄がなくなる、自動車の通行量が減り渋滞がなくなる、交通アクセスできない場所に行ける、等様々な課題解決につながります。これらのメリットがあるため、スカイカーへの取り組みが始まっています。アメリカでは、飛行するときにボタン一つで羽根が広がる二人乗りのスカイカーが開発されており、燃料補給なしで航続距離787kmを実現したようです。また、ホバリングシステムを利用して垂直飛行する実験も始まっています(所謂VTOL機、英語: Vertical Take-Off and Landing aircraft)。その結果、滑走路が不要になります。
  • 静音超音速旅客機:1976年にフランスとイギリスが共同で音速旅客機「コンコルド」を開発しサービスを提供しました。マッハ2.0で空を飛ぶ夢の旅客機として期待されましたが、超音速飛行で生じる衝撃波が課題となり2003年に就航を中止しました。しかし、宇宙旅行の項目で解説したように、低コスト化したロケット技術を活用して、静音超音速旅客機「QSST(Quiet Supersonic Transport)」の開発が試みられています。2035年には東京からロスアンジェルスまで2時間半で快適に移動できるようになるかもしれません。

以上をまとめると、普段は、空飛ぶ車で隣の国のお店に移動し買い物したり、ビジネスでは、超音速で地球の裏側の国まで短時間で出張したり、バカンスとして宇宙旅行を楽しむ未来が訪れるでしょう。

2035年の「環境」

第4に、2035年における「環境」について10個の項目を紹介しています。今回はそのうち「温暖化と寒冷化」「ハイブリット農業」「FCV」を解説します。

  • 温暖化と寒冷化:「今、地球温暖化と同時に地球寒冷化が同時進行している」と聞くと驚くかもしれません。本書によると、2010年にNASA(National Aeronautics and Space Administration、アメリカ航空宇宙局)は、地球を覆う外側の大気層である熱圏が過去43年で最大に縮小したと発表しました。何が起きているかというと、熱圏=地球を覆うバリアが壊れたので地球規模で気温の差が激しくなり急激な温暖化と同時に寒冷化が起きています。つまり暑い地域はより暑くなり、寒い地域はより寒くなるという変化が起こります。その結果、2035年には生態系が大きく変わり、食料不足や水不足が世界中で起こるでしょう。
  • ハイブリット農業:今後、地球規模で気候変動が生じると、砂漠化で耕作地が減り、温暖化や寒冷化で農作物が育たなくなり、穀物や野菜の生産量が減る一方、日本以外の人口は増加するので、世界的な食糧不足に陥るでしょう。その解決策として、「ハイブリット農業」が注目されています。「ハイブリット農業」とは、遺伝子組み換えで環境変化や病気、虫に強い品種を作り、有機栽培で安全かつおいしく育てる農業のことです。今は、バイオとオーガニックは消費者の意識として直感的に受け入れがたいかもしれません。しかし、2035年にはスーパー店頭にバイオとオーガニックのハイブリット野菜が当たり前に並ぶでしょう。
  • FCV(Fuel Cell Vehicle):FCV(Fuel Cell Vehicle)とは、燃料電池で動く自動車のことです。電池は現在3種類あります。1次電池とは、乾電池のことです。2次電池とは、充電して繰り返し使うタイプで現在主流のBEV(Battery Electric Vehicle)の動力源にあたります。そして、3次電池が燃料電池のことで、燃料を電池に供給することで新たに電気を生み出します。そして、本書の発行時点では言及されませんが、トヨタ自動車が水素を燃料とするFCV「MIRAI」を市販化し水素ステーションも整備しはじめました。しかし、世界的な電気自動車ブームにおされ商業的には失敗に終わりました。しかし、2024年現在、電気自動車の弱点である「充電時間が長いわりに航続距離が短い」ことがネックとなり、FCVが見なおされつつあります。2035年には、日本発の水素自動車が世界中を走っているかもしれません。

以上をまとめると、温暖化と寒冷化が同時進行した結果、食料不足がますます深刻化し、スーパーの店頭でハイブリット野菜を買うため、水素を充電したFCVで排気ガスを出さずに出かける未来が訪れるでしょう。

【2035年に生じる技術格差に巻き込まれない方法を知りたい】を解決するため具体的な行動は【未来につながる新しい技術を使った製品やサービスを使ってみる】

では、この本を読んだあと、我々は具体的にどう行動すればよいでしょうか?
それは、【未来につながる新しい技術を使った製品やサービスを使ってみる】です。
2035年に技術面で予想される未来は以下4点です。

  • 遺伝子検査をすることで自分が将来かかる病気を予想するとともに、病気になったら自分に最適な薬で治療し、それでも治らない場合は、分子モーターを用いた臓器と交換する
  • ペタバイトレベルのデータをホログラフィック・ハードディスクに保存し、そのデータをもとにオートマトン化したロボットによる製造工場で、人工合成技術を用いて個体それぞれに適した素材の製品を生産する
  • 普段は、空飛ぶ車で隣の国のお店に移動し買い物したり、ビジネスでは、超音速で地球の裏側の国まで短時間で出張したり、バカンスとして宇宙旅行を楽しむ
  • 温暖化と寒冷化が同時進行した結果、食料不足がますます深刻化したため、スーパーの店頭でハイブリット野菜を買うため、水素を充電したFCVで排気ガスを出さずにでかける

これらの未来につながる商品やサービスを見つけたら積極的に使ってみてください。例えば、遺伝子検査を受けてみることやレンタカーで水素自動車を借りる等です。

以上です。最後までお読みいただきありがとうございました。今回は、未来予測プロジェクトの2冊目「2035年の世界」の解説第一回目として、2035年における身体科学、科学、移動、環境について、12個の未来をご紹介しました。今回は、2035年におけるスタイル、リスク、政治、経済について解説します。ぜひ最後までお読みください。
本ブログでは今後も、皆様の中で現在生じている問題を解決し、明るい未来へつなげる本をご紹介します。

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