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財務・会計に合格するには~中小企業診断士一次試験対策03

皆様、こんにちは、未来に繋がる情報を研究し発信するブログを運営する「みらいものがたりラボ」代表のせにょです。

当ブログでは、社長とともにその企業の未来を考える資格「中小企業診断士」取得者を増やすための情報を発信しています。前回は中小企業診断士一次試験「経済学・経済政策」に合格する方法をご紹介しました。今回は、中小企業診断士一次試験科目の一つ、「財務・会計」に合格するための対策をご紹介していきます。なお、試験問題そのものや学習内容そのものには触れませんのでご了承ください。あくまで、合格するうえで効果的な学習方法を解説します。
それでは本題に入ります。

中小企業診断士一次試験「財務・会計」私の受験履歴=5回受験し3回合格、2回不合格

まず、最初に中小企業診断士一次試験「財務・会計」の私の受験履歴をご確認ください。

平成22年平成23年平成24年平成25年平成26年
財務・会計5636647968
結果不合格足切り合格合格合格

結果は、5回受験し、3回合格、2回不合格でした。一次試験を学習するなかで、「経済学・経済政策」の次に苦労したのが「財務・会計」でした。というのも、学生時代を含め簿記やファイナンスを勉強したことがなくて、中小企業診断士の学習ではじめて簿記やファイナンスに触れました。当初は、市販の一次試験用教材(TAC出版、スピードテキストスピード問題集)で学習しておりましたが、2年連続で不合格となり、そもそも「財務・会計」を学習する前提ができていないことを痛感し、学習方法を変えました。

「財務・会計」は、二次試験事例IVにつながる重要科目なので特別な対応が必要

このとき最初に考えたのは、「財務・会計は、二次試験事例IVに繋がる重要科目なので、他の科目とは別に特別対応が必要だ」ということでした。具体的には、「財務・会計の理解が不十分なまま、二次試験に進んでもまともに事例が解けないだろう?」と予測し、「腰を据えてしっかり時間をとって対応しよう」と決めました。
まず最初に「自分はどこが理解できないか?」を分析しました。この科目は、財務つまりファイナンス理論と会計つまり簿記論に分かれます。私の場合、ファイナンス理論はなんとなく腹落ちするんですが、会計の部分が肌感覚で違和感がありどうしても理解できませんでした。感覚的には、自分のなかに「会計や簿記という概念が全くない」感じでした。

「財務・会計」を学習するうえでおすすめのツール=簿記検定

そこで、会計や簿記を根本から理解するために簿記検定を受けることを決意しました。簿記検定には1級から3級までありますが、調べてみると、「中小企業診断士試験であれば、簿記検定2級までとれば十分」ということがわかりました。当時の私は、科目合格戦略をとっておりましたので、一次試験受験2回目を終えて、次年度の一次試験で受験すべき科目として「経済学・経済政策」と「財務・会計」だけが残りました。そこで1年を二科目で割り算して、半年間を「経済的・経済政策」にあて、残り半年で「財務・会計」の対策として簿記検定3級と2級を受けることにしました。簿記検定については以下を参照してください。

簿記 | 商工会議所の検定試験
各級のレベル1級極めて高度な商業簿記・会計学・工業簿記・原価計算を修得し、会計基準や会社法、財務諸表等規則などの企業会計に関する法規を踏まえて、経営管理や経営分析を行うために求めら…

簿記検定の学習方法

そこで、簿記検定を学習する準備をします。
第1に、学習スケジュールをたてます。簿記検定は、年3回会場試験日があります。また最近ではネット試験も随時開催されます。これらを元に半年間で2級まで合格するためのスケジュールを組みます。第2に、学習するための道具を揃えます。まずは、テキスト、問題集、予想試験問題です。おすすめはTAC出版の「スッキリわかる」わかるシリーズです。簿記検定3級、簿記検定2級商業簿記と工業簿記で、これらの書籍を買います。以下にリンクを掲載しますので、購入してみてください。

第3に電子計算機(電卓)を購入して下さい。「今更電卓なんていらないでしょ?スマホのアプリでいいのでは?」と思われるかもしれませんが、電卓は極めて重要なツールです。理由は、電卓が簿記検定の学習、簿記検定試験本番から、中小企業診断士二次試験事例IVの学習、試験当日まで長く使用するツールだからです。ちなみに、当然二次試験会場はスマートフォンは使用禁止です(電卓は持ち込み可能)。従って、少なくとも今後3年以上使い続ける大切な道具となります。ですので、以下の仕様を持っている電卓を買いましょう。

また、「試験当日バッテリー切れとなって使えなくなる」などのトラブルを避けるため、100円ショップで売っているような、小さい簡易的な電卓はやめた方がよいでしょう。多少高くても、CASIOなどの日本メーカー製のしっかりした電卓を買いましょう。以下に私がおすすめの電卓のリンクを掲載します。購入をご検討ください。

CASIO(カシオ) 本格実務電卓 12桁 グリーン購入法適合 ジャストタイプ JS-200W-N

「財務・会計」を学習するコツ=スポーツと同じく「仕訳」を反復練習し技能として習得する

では、簿記検定の学習をする準備ができたとして、「財務・会計」を学習するコツはどのようなものでしょうか?その答えは、「スポーツと同じく「仕訳」を反復練習し技能として習得する」です。「仕訳」とは、「お金を払ってものを買う」という取引を記録する際に、貸方(左側)と借り方(右側)とに振り分けし、損益計算書や貸借対照表上の適切な勘定科目に計上することです。「仕訳」は、企業の経理担当者が、ほぼ考えずに反射的、半自動的に実施するルーティンワークです。要するに、野球でバッドの素振りをして正しいバッティングフォームを身に着けるように、日々の取引を仕訳し、勘定科目へ計上するという活動を積み重ねるなかではじめて会計センスが身に付き腹落ちするレベルで理解を深めることができます。前述の「会計の部分が肌感覚で違和感がありどうしても理解できませんでした。感覚的には、自分のなかに会計や簿記という概念が全くない感じ」と書きましたが、その理由はこの会計センスが身についていないからでした。

「財務・会計」の問題の特徴=計算問題とそれ以外にわかれる

簿記検定の学習で簿記や会計についての知識が深まったら、中小企業診断士一次試験「財務・会計」の過去の試験問題を解いて演習する際に具体的にどうしたらいいでしょうか?それは問題の種類ごとに優先順位を付けて戦略的に解くことです。「財務・会計」の問題は主に2種類あります。

  1. 会計知識の有無を問う文章問題
  2. 計算問題や計算式を問う問題

1は、知ってるか知らないかだけで難易度が低く時間はかかりません。2は、計算能力を問われるため難易度が高く時間がかかります。(ただし、計算結果の数字は選択肢として与えられるため、計算は概算値でOKです。)1と2で難易度に差はありますが、配点2-4点と大きくは変わりません。ですので、まずは1の問題を解き余った時間で2を解いてください。簡単な問題の2点と難しい問題の2点の価値は同じです。難しい問題を解いてまで100点を目指す必要はありません。合格するには60点を取ればいいです。

「財務・会計」を学習する意義=二次試験につながる重要科目かつ学習するとマネーリテラシーが高まる

「財務・会計」は、中小企業診断士二次試験事例IVにつながる重要科目ですから、簿記検定を受けるなど多少遠回りをしても、腹落ちするレベルで理解を深める意義があります。また、それ以外の副次効果として、マネーリテラシーが高まることが期待できます。例えば、毎月の給料と生活費を記録し利益を計算し、損益計算書を作成し、家計の収支状況を分析したり、自宅や自家用車のリセールバリューを調べたり、住宅ローン、カーローンの借入残高を調べて、貸借対照表を作成し、家計の財政状況を分析することができるようになります。私の場合、中小企業診断士一次試験の受験2回目を終えた年、一年間をかけて、「経済学・経済政策」と「財務・会計」だけを集中して学んだ結果、大幅にマネーリテラシーが高まりました。その意味では、この一年間は私にとって非常に大きな意味をもちました。

最後に、中小企業診断士一次試験「財務・会計」を学習するうえでおすすめのツールを再掲載します。ぜひ購入して、合格を勝ち取ってください。

いかがでしたか?今回は、中小企業診断士一次試験「財務・会計」に合格する戦略についてご紹介しました。次回は、「企業経営理論」の学習方法についてご紹介します。中小企業診断士試験合格目指して一緒に頑張ってまいりましょう。

以上です。最後までお読みいただきありがとうございました。当ブログでは、今後も中小企業診断士についての情報を発信してまいります。引き続きよろしくお願いいたします。

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