皆様、こんにちは、未来に繋がる情報を研究し発信するブログを運営する「みらいものがたりラボ」代表のせにょです。
当ブログでは、社長とともにその企業の未来を考える資格「中小企業診断士」取得者を増やすための情報を発信しています。前回は中小企業診断士一次試験の学習準備をご紹介しました。今回は、中小企業診断士一次試験科目の一つ、「経済学・経済政策」に合格するための対策をご紹介します。なお、試験問題そのものや学習内容そのものには触れませんのでご了承ください。あくまで、合格するうえで効果的な学習方法を解説します。
それでは本題に入ります。
中小企業診断士一次試験「経済学・経済政策」私の受験履歴=5回受験し、2回合格、3回不合格
まず、最初に中小企業診断士一次試験「経済学・経済政策」の私の受験履歴をご確認ください。
| 年度 | 平成22年 | 平成23年 | 平成24年 | 平成25年 | 平成26年 |
| 点数 | 32 | 44 | 76 | 48 | 68 |
| 結果 | 足切り | 不合格 | 合格 | 不合格 | 合格 |
結果は、5回受験し、2回合格、3回不合格でした。中小企業診断士一次試験を学習するなかで、最も苦労したのが経済学・経済政策でした。学生時代を含め経済学を勉強したことがなくて、中小企業診断士の学習ではじめて経済学に触れました。当初は、市販の一次試験用教材(TAC出版、スピードテキスト、スピード問題集)で学習しておりましたが、2年連続で不合格となり、「そもそも経済学を学習する前提ができていない」と痛感し、学習方法を変えました。
経済学・経済政策を学習するうえでおすすめのツール=石川秀樹氏の速習!経済学シリーズ
2回連続不合格だった経験から、経済学を根本から腹落ちするレベルで理解できる方法を模索するなかで以下のツールに出会いました。
試験攻略入門塾 速習! マクロ経済学 2nd edition (【試験攻略入門塾】)
試験攻略入門塾 速習! ミクロ経済学 2nd edition (【試験攻略入門塾】)
このツールの優れた点は、市販のテキストでありながら、著者自ら全ての内容を無料の講義動画で解説している点です。講義動画を見ながらテキストを読むと非常にスムーズに理解がすすみます。講師の方の「経済学を理解してもらいたい」という熱意がすごいです。コンテンツ量が多い(動画の視聴時間を全部合わせると数10時間になります。) のが難点ではありますが、講師の石川先生の説明が非常にわかりやすくかつ面白いので、飽きずに見ることができます。私は全動画を3周して見ました。あるいは、テキストを読んで分かりにくい箇所だけピックアップして視聴してもよいと思います。
経済学・経済政策を学習するコツ=経済学を学習する前提や全体像を常に把握する
このツールに出会って最も目から鱗だったのは、経済学を学ぶうえでの前提条件や経済学の全体像を提示してくれる点です。前提や経済学の全体像を理解しないまま、個別の各論を学ぶといろいろな混乱をきたしてしまいます。
例えば、経済学は他の学問と異なり、実験して証拠を集めて再現性のある事実を積み上げる科学ではなく、実際に起きた経済事象を、ある条件を固定したら事後的にうまく説明できた知見を積み上げる理論です。だから、前提となる条件が変われば説明可否も変わります。そのため、経済学にはケインズ学派や古典派などの学派があり、どちらがうまく経済事象を説明できるか結論はでていません。現実には、状況によりケインズ経済学と古典派の理論を使い分けて説明します。
また、経済学の全体像は、政府、消費者、企業という3人の登場人物が、金融市場(お金を投入して利子を得る)、労働市場(労働を投入して給料を得る)、財市場(お金を払って物を買う)の3つの市場で経済活動をする世界です。
従って、経済学の各論を学ぶときには、この理論で一定とされる条件は何か?という前提と、この理論における登場人物は誰で、どの市場における活動か?という経済学における位置付けを理解して学習に取り組む必要があります。
経済学・経済政策の問題の特徴=問題の難易度の差が激しい割に配点は同じ
経済学の学習で知識が深まって、中小企業診断士一次試験「経済学・経済政策」の過去の試験問題を解いて演習する際に具体的にどうしたらいいでしょうか?その応えは、問題の種類ごとに優先順位を付けて戦略的に解くことです。経済学・経済政策の問題は主に2種類あります。
- 知識の有無を問う文章問題
- 計算やグラフの問題
1は、知ってるか知らないかだけで難易度が低く時間はかかりません。2は、思考プロセスを問われるため難易度が高く時間がかかります。1と2で難易度に差はありますが、配点2-4点と大きくは変わりません。ですので、まずは1の問題を解き、余った時間で2を解いてください。簡単な問題の2点と難しい問題の2点の価値は同じです。難しい問題を解いてまで100点を目指す必要はありません。合格するには60点を取ればいいです。
余りにも難しい問題は、誰も解けないし出題者も間違う
余りにも難しい問題が出たとしても誰も解けないし出題者も間違います。他の国家資格の試験ではあまり見られないと思いますかが、中小企業診断士試験では出題者側が答えを間違うことがあります。例えば、私が受験したときの経済学・経済政策で実際に学会の論争で結論が出ていないような最新の論点の問題を出した結果、選択肢の中に正解がないことが判明し、ボツ問扱いで全員正解となり+4点となることがありました。また、余りにも難易度を上げすぎて、科目平均点が低すぎる結果、全員を8点底上げすることもありました。このような調整がされることを認識しておくと試験中難しい問題にあたっても焦らずにすむでしょう。
経済学・経済政策を学習する意義=マネーリテラシーが高まる
経済学・経済政策は、二次試験には関係ない科目ですから、「一次試験を通過するため」と割り切って学習したいかもしれません。しかし、それは非常にもったいないです。経済学・経済政策をしっかり理解すると、マネーリテラシーがあがる結果、経済ニュースなどを見て、社会情勢や国際情勢に合わせて為替や株価が動く理由がわかるようになります。その結果、自分の資産運用に役立つ知識を得ることができます。例えば、私の場合であれば経済学を勉強する前は、30万円のリボ払いを数年放っておいた結果借入残高が70万円まで増えて慌てて返済するほどマネーリテラシーが低かったですが、5年間経済学を勉強してからは、NISAやiDeCoで全世界株式に投資して資産超過となりました。(実はここまでマネーリテラシーが上がったのは、次の記事でご紹介する財務・会計の学習も影響しています。)
最後に、中小企業診断士一次試験「経済学・経済政策」を学習するうえでおすすめのツールを再掲載します。ぜひ購入して、合格を勝ち取ってください。
試験攻略入門塾 速習! マクロ経済学 2nd edition (【試験攻略入門塾】)
試験攻略入門塾 速習! ミクロ経済学 2nd edition (【試験攻略入門塾】)
いかがでしたか?今回は、中小企業診断士一次試験「経済学・経済政策」に合格する戦略についてご紹介しました。次回は、「財務・会計」の学習方法についてご紹介します。中小企業診断士試験合格目指して一緒に頑張ってまいりましょう。
以上です。最後までお読みいただきありがとうございました。当ブログでは、今後も中小企業診断士についての情報を発信してまいります。引き続きよろしくお願いいたします。

