皆さま、こんにちは。未来に繋がる情報を研究し発信するブログを運営する「みらいものがたりラボ」代表のせにょです。
本ブログでは、皆様の中で現在生じている問題を解決し、明るい未来へつなげる本をご紹介します。具体的には、週一回程度の頻度で、皆様の問題を解決するうえでお役にたつ本を1冊ピックアップし、簡単に解説します。
解説は以下3点を中心に私の意見としてご紹介します。
・どんな問題が解決できるか?つまりどんな人におすすめか?
・どうしてこの本でその問題を解決できるのか?
・問題解決のため我々は具体的にどう行動すべきか
それでは、本題に入りましょう。
未来の技術トレンドを予測したい方へおすすめの本【未来に先回りする思考法】
未来の技術トレンドを予測したい方へおすすめの本は、【未来に先回りする思考法】です。
以下でおすすめの理由を解説します。
本書で「未来の技術トレンドを予測したい」を解決できる理由は「世界が変化するパターンを見抜く」から
【未来に先回りする思考法】で、未来の技術トレンドを予測できる理由は「世界が変化するパターンを見抜く」からです。
著者である佐藤航陽氏は、「もともとこの世界に存在する物事のつながり、パターンを見抜くことにずっと強い好奇心をもってきました。」(本書「はじめに」より引用。)という知的好奇心の持ち主です。そのパターンを見抜く実験のために自社のビジネスを展開するなかで、未来のトレンドを予測する手法を取得しました。例えば、2010年ごろアプリの収益化支援ビジネスを立ち上げた際、当時圧倒的シェアを誇っていたiPhone用ではなく、まだ使い勝手も劣り シェアも小さかったAndroid用のサービスをリリースしました。その際に、かつて垂直統合型のMacintoshが水平分業型のWinodwsにシェア争いで負けたパターンを見抜いた結果、スマートフォンでも同様のパターンとなり、いずれAndroidのシェアが拡大するだろうと予測しました。
GAFAのビジネスの展開の方向性が似ている理由は、点ではなく線で考えるから
まず、本書では、いわゆる「GAFA(Google,Apple Facebook,Amazon)」のビジネス展開の方向性が驚くほど似ている理由を指摘します。テクノロジーの進化には一定のパターンがあり、彼らはその進化を点でなく線で捉えており、結果的にビジネスの方向性が類似してくるからです。例えば、googleは検索エンジン、appleはパソコンメーカー、FacebookはSNS、AmazonはECがそれぞれのメインビジネスでしたが、現在は一部例外はありますが共通してスマートフォン、ウェアラブルデバイス、AIなどを手がけています。彼らは単に競合している訳ではなく、テクノロジーの進化パターンを予測した結果類似したということになります。
テクノロジーの進化には一本の流れがある
では、テクノロジーの進化のパターンとは何でしょうか?本書ではテクノロジーの進化のパターンとして3つの本質を提言しています。
- 人間の拡張
- 人間への教育
- 手のひらから宇宙へ
1「人間の拡張」によると、これまで、すべてのテクノロジーは人間の持つ機能を拡張してきました。例えば、道具は人間の手の拡張、文字や書籍は人間の頭脳の拡張、蒸気や電力は人間の動力の拡張、コンピューターは知性の拡張です。
2「人間への教育」によると、課題を解決するテクノロジーを発明し、いつしかそのテクノロジーが社会構造に組み込まれ、最終的にそのテクノロジーにあわせて生活スタイルを適用させます。例えば、もともと貨幣は物々交換を効率化するテクノロジーでしたが、現在は資本主義という社会構造そのものへと変化しています。また、コンピューターは脳内における計算という情報処理を拡張したものでしたが、現在は社会全体に普及し、日常生活に欠かせないものとなっています。
3「手のひらから宇宙へ」によると、もともと人間の機能の拡張であったテクノロジーは体の近くからより遠くへ物理的に距離を離しながら進化してきました。例えば、手のひらにあった道具は、器具となって室内に配置され、汽車や自動車のような移動手段となり、飛行機、宇宙船へと進化しました。
現在の技術トレンドは、「スマートフォン→インターネット→人口知能→宇宙産業」である
そして、本書では現在進行形のテクノロジーの進化は情報技術産業における知性の拡張であるとしています。スマートフォンが普及するとともに、インターネットが様々なデバイス同士をつなげた結果、膨大なデータ(ビッグデータ)が蓄積され、その解析のために人口知能が開発され、あらゆるものに知性が宿るようになります。そしてインターネットが個人、家、オフィス、道路、空へと広がっていき最終的には宇宙へ広がっていきます。例えば、amazonのジェフ・ベゾス氏やテスラのイーロン・マスク氏が宇宙産業をはじめています。
社会の変化を読み解くコツは、すべて原理から考えること
次に本書では、私たちを取り巻く社会システムの変化を読み解くコツとして、原理から考えることを提言します。その根本原因となるのは、「必要性」です。つまりそうならざるを得ないという理由があったからということです。例えば、日本ではイノベーションが起こりにくい一方、イスラエルはイノベーション大国です。結論からいえば、理由は日本にはイノベーションを起こす必要性がなく、イスラエルにはイノベーションをせざるを得ない必要性があったからです。日本は島国で他国からの圧力もなく国内市場もそれなりの規模があるため、イノベーションがなくても国が成り立ちます。一方、イスラエルは、国内の市場規模も小さいうえに、周囲をアラブ諸国に囲まれ常に国が存亡の危機にさらされているため、イノベーションを起こし続けて自国のプレゼンスを維持しつづける必要があります。本書では、このように原理に立ち返り、国家、企業、通貨、政治、経済、資本主義などの変化について論じていきます。そして、社会システムは今後資本主義から価値主義の考え方へ変化するとともに、国家・企業間、政治と経済間の垣根が融合していくボーダーレスな社会構造になるという未来を予測しています。
未来の技術トレンドを予測し行動を成果につなげるためにすることは、「今自分が進んでいる道は、そもそも本当に進むべき道かどうかを確認すること」
では、この本を読んだあと、我々は具体的にどう行動すればよいでしょうか?
それは、今自分が進んでいる道は、そもそも本当に進むべき道かどうかを確認することです。なぜ、自分が進む道を確認するべきか?それは、日本にありがちな既存の技術の効率化に邁進するいわゆる手段の目的化を防ぐためです。自動車を改良し続けても決して宇宙には行けません。
本書では、未来の技術トレンドを予測し行動を成果につなげるために3つのステップを提言しています。
- 常に原理から考える
- テクノロジーの現在地を知る
- タイミングを見極める
1「常に原理から考える」によると、今自分がしていることを過去の延長線上で続けるのではなく、常に原理から考える、すなわちそのシステムがそもそもどんな必要性があって生まれたのかを点ではなく長期的な線として認識することが大切であるとしています。つまり普遍的な課題を認識することです。
2「テクノロジーの現在地を知る」によると、課題への解決方法が時代にあっているかを判断するためには、そのテクノロジーの発展段階が今どんな状態にあるかを知る必要があります。例えば、東京・大阪間の移動手段について、徒歩は江戸時代であれば最適解ですが、現在であれば徒歩ではなく新幹線が最適解です。このようなテクノロジーの方向性を理解するコツは、原理を理解することです。つまり、その課題を解決するうえで最適な技術的な解決方法を見つけることです。
3「タイミングを見極める」によると、物事の原理を知り、より効率的なアプローチを思いつき、技術的にも実現可能とわかったとき、それを実行して成果につなげるうえで最も重要なのは適切なタイミングで実行することです。ただし、そのタイミングを正確に予測することはかなり困難です。本書では、タイミングを読む方法として、メディアと周囲の人の反応を見ることを提案しています。具体的には、メディアや周囲で話題になっていれば、参入するには既に遅い、一方まだ話題になってないなら参入チャンスありと判断できます。以降、本書では、我々持たざる者が、成果を出すためにするべき行動について、著者自身のビジネス経験をもとにして、具体的に論じております。ご興味がある方は、本書のリンクを再掲載しますので、ご購入のうえぜひ続きをお読みください。
以上です。最後までお読みいただきありがとうございました。本書の内容を実行し皆様の問題解決にご活用ください。
本ブログでは今後も、皆様の中で現在生じている問題を解決し、明るい未来へつなげる本をご紹介します。

