皆さま、こんにちは。未来に繋がる情報を研究し発信するブログを運営する「みらいものがたりラボ」代表のせにょです。
本ブログでは、未来のトレンドを予測する上で役立つニュースをご紹介します。具体的には、週一回程度の頻度で、「私が未来に繋がる!面白い!」と感じるニュース記事を10本程度ピックアップし、簡単に解説します。解説は、どんなトレンドが予想できるか?それに対し我々はどう対応すべきかを中心に私の意見としてご紹介します。それでは、本題に入りましょう。
ヒトの組織形状を模倣した表面構造を持つマイクロパターン付コラーゲン基材が販売開始

この記事から、再生医療等製品の研究開発進展のトレンドが予測できます。記事によると、「ヒトの組織形状を模倣した表面構造を持っており、足場材として細胞を播種することで生体の物理的微小環境を再現した3次元培養が可能となり、上皮組織に類似した組織再構築が可能」な製品が販売されたようです。従来、動物細胞を培養すると、二次元シート状になるか細胞同士が接着できず浮遊細胞になってしまう結果、臓器のような3次元構造を生成するのが難しいという問題がありました。そのために、予め臓器の形を模したスキャフォールド(足場)を用意しその周囲に細胞を培養するということが行われてきました。今回販売される製品は、細胞の挙動を精度高く制御可能なスキャフォールド(足場)用の基材として活用が期待されます。
スパイクたんぱく質に強力結合 コロナ感染防ぐペプチド開発―医師主導治験目指す・東京科学大

この記事から、生体分子を用いた創薬のトレンドが予測できます。記事によると「新型コロナウイルス(Covid-19)がヒトの気道の細胞に侵入するのに使うスパイクたんぱく質に強力に結合し、感染を防ぐペプチドを開発した」ようです。しかも、「39個の天然アミノ酸で構成され、安価で容易に化学合成できる。スパイクたんぱく質だけに結合するため、副作用はない」というメリットがあるようです。原理上、すべてのウイルスでも同様の薬を開発することは可能です。実際に、Covid-19と同じレトロウイルスである「インフルエンザウイルスの場合も「ヘマグルチニン」と呼ばれるスパイクたんぱく質があるため、同様の方法で結合して感染を防ぐペプチドの開発に取り組んでいる」ようです。今後の発展に期待しましょう。
へその緒で難病を治療へ~国産で細胞医療実現、免疫療法への応用も~

この記事から、再生医療等製品の進化のトレンドが予測できます。記事によると、再生医療、細胞治療で活用される「間葉系細胞(Mesenchymal Stem Cells、以下MSC)」を臍帯(さいたい、へその緒)から抽出する方法が確立されたようです。MSCには、臓器移植の際の拒絶反応を抑える効果があるため、従来は、骨髄由来のものを輸入してきました。しかし、今回、出産時に胎児から切り離される臍帯(さいたい、へその緒)から抽出することで、国内での大量生産・安定供給の実現に期待されるようです。したがって、臓器移植を待つ患者にとって希望の光になるようでしょう。
新たな「がんワクチン」、腎臓がんで有望な結果を示す

この記事から、悪性腫瘍の治療方法の発展のトレンドが予測できます。記事によると、治療が難しく再発率が高い腎臓がんにおいて、ネオアンチゲンワクチンを開発し投与することで、治療後3年たった今もがんのない状態を保ているようです。具体的には、「ネオアンチゲン(neoantigens)と呼ばれる免疫系を刺激する腫瘍特有の特徴にもとづいて、患者ごとに個別化したワクチンを開発」したようです。したがって我々としては、あらゆるがん(悪性腫瘍)はなおる時代になることを期待すると良いでしょう。
パーキンソン病にブレークスルー。新型脳インプラントが開発中

この記事から、脳インプラント治療における革新のトレンドが予測できます。記事によると、原因不明で李療法が確立されていない進行性の神経疾患であるパーキンソン病で、「中脳オルガノイド」と呼ばれる小さな脳細胞のクラスターを用いた移植技術を開発中のようです。従来、脳機能障害の治療のために、金属製の電極を脳内に埋め込み電気刺激を与えるような強引な治療法がありました。一方、昨今、幹細胞を用いた細胞培養技術の進展に伴い様々なミニ臓器=オルガノイドが作成されるようになりました。今回、これらを組み合わせてオルガノイドを用いた再生医療等製品の開発がはじまっています。
以上です。全体として再生医療等製品におけるブレークスルーが目立ちました。今後、薬を飲むという時代から自分の細胞を用いた治療という未来につながるかもしれません。皆さま、トレンドを捉えてしっかり対応していきましょう。
最後までお読みいただきありがとうございました。また、次回、皆さまに役立つ情報を発信してまいります。
よろしくお願いします。


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