皆様、こんにちは、未来に繋がる情報を研究し発信するブログを運営する「みらいものがたりラボ」代表のせにょです。
当ブログでは、社長とともにその企業の未来を考える資格「中小企業診断士」取得者を増やすための情報を発信しています。
今日は、中小企業診断士試験の最大の関門である二次試験について、実際の過去問を用いて回答例を提示し、解説をします。
中小企業診断士二次試験-平成29年度事例IVの試験問題
今日、取り扱うのは、中小企業診断士二次試験-平成29年度事例IVです。
事例IVなので、財務・会計に関する事例ですね。
試験問題は、こちらよりダウンロードしてください。
中小企業診断士二次試験-平成29年度事例IVの解説
中小企業診断士二次試験-平成29年度事例IVについて解説します。
設問構成を見ると、経営分析、感度分析(予測損益計算書)、設備投資の経済性計算、M&A(文章問題)をテーマにしているようです。
合格点をとるためには、設問ごとの難易度で優先順位をつけて、戦略的な時間配分をすることがポイントとなるでしょう。
具体的には、経営分析→M&A(文章問題)→感度分析→設備投資の経済性計算の順で解くとよいでしょう。
与件分を読むと、当社の経営課題は、収益性の改善です。
当社の今後のあるべき姿は、新規事業である発電事業と既存事業の染色加工で相乗効果を発揮し、D社グループ全体で最適な事業構造を構築することかと思われます。
ですので、これらを意識して回答を記述できるとよいかもしれません。
中小企業診断士二次試験-平成29年度事例IVの回答例
以下は、私の回答例です。ご参考になさってください。
第1問
(設問1)
課題①(a)売上高総利益率 (b)12.70%(%)
課題②(a)自己資本比率(b)19.88(%)
優れている点③棚卸資産回転率(b)22.95(回)
(設問2)
特徴は同業他社と比べて棚卸資産の売上貢献度が高い一方収益性低く長期的安全性が低い。
第2問
(設問1)
売上高 3879
売上原価 3310
売上総利益 569
販売費及び一般管理費 270
営業利益 299
(設問2)
売上高33円/1kwh×12百万kwh=396
変動費270
年間固定費370
営業利益△244(百万円)
(設問3)
【売電量40百万kwhのとき】
変動比率210/12百万kwh=17.5/1百万kwh
つまり、変動費17.5/1百万kwh×40百万kwh=700
売上高33円/1kwh×40百万kwh=1,320
変動費700
限界利益620
固定費370
営業利益250
【損益分岐点売電単価】
売上高X円/1kwh×40百万kwh=40X
変動費700
限界利益40X-700
固定費370
営業利益0
40X-700-370=0
X=26.75円
第3問
(設問1)
【第X1年度末の差額キャッシュフローの計算】
税引前利益の差額(+30)
税金支出の差額(9)
税引後利益の差額(21)
第X1年度末の差額キャッシュフロー(51)
【各年度の差額キャッシュフロー】
第X1年度初め △210
第X1年度末 51
第X2年度末 58
第X3年度末 58
第X4年度末 58
第X5年度末 58
(設問2)
安全性の指標
210/58=3.62年
収益性の指標
510.9346+580.8734+580.8163+580.7629+58*0.7130-210
=47.666+50.6572+47.3454+44.2482+41.354-210
=231.7108-210
=21.2708
=21.27百万円
正味現在価値が0以上なので、採択する
第4問
(設問1)
営業面で受注不安定で採算悪く生産面で加工コスト高く収益性低い。
(設問2)
固定負債が増える結果自己資本比率が低下し長期安全性が低下する。
(設問3
事業全体の最適化を図ることが重要。D-a社とD-b社間で相乗効果を発揮し、D社全体の経営課題を解決する。
なお、これはあくまで回答例です。合格を保証するものではないことをご理解・ご了承のほどよろしくお願いいたします。最後までお読みいただきありがとうございました。コメントなどでご意見・ご感想などいただきますと幸いです。
なお、当ブログでは、今後も中小企業診断士、二次試験についての情報を発信してまいります。引き続きよろしくお願いいたします。

